酒に強い体質 酒に弱い体質

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酒に強い体質か弱い体質かで二日酔いも決まる

酒の体質

 あなたは自分が酒に強い体質だと思いますか?それとも酒に弱い体質だと思いますか?
 そしてこの「酒に強い」とか「酒に弱い」って、何で決まってるかご存知ですか?

「酒は飲むほどに強くなる!」なんて思っていた方は要注意!
 お酒を飲めば飲むほどに強くなる事には、問題がありました。

 自分の正確な体質を知って、お酒と上手く付き合っていく事が大切です。

アルコールを分解できる体質は遺伝

 アルコールに強い体質か弱い体質かは、遺伝によって生まれた時すでに決まっています。
つまり、両親の体質を半分ずつ受け継いでいます。

 お酒に強いかどうかを決めるのは、2型アセトアルデヒド脱水素酵素(以後ALDH2)のタイプによって決まります。

 少し難しい話をすると、ALDH2を制御する遺伝子の塩基配列がたった1つ変わっただけで、生成されるアミノ酸が変わり、Glu-Glu型(活性型)、Glu-Lys型(低活性型)、Lys-Lys型(非活性型)の3タイプに分かれます。
 つまり、両親から貰った遺伝子がGlu型のみだとALDH2がしっかり働いてお酒に強くなるし、Lys型だけだとALDH2が欠損していて、アルコールが分解できない体質になります。

アルコールパッチテストで自分の体質が分かる

お酒に強いかテスト

 自分の2型アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)のタイプが分かる方法がアルコールパッチテストというものです。

 やり方は至って簡単。
濃度70%のエタノールを脱脂綿やガーゼに染み込ませて、上腕内側に7分間置くだけ。7分後すぐに置いた部分が赤くなっていれば非活性型、ガーゼを取り除いて10分間放置後に赤くなれば低活性型、そして10分経っても赤くならなければ活性型です。

 エタノールは、消毒用ハンドアルコールなどが利用できます。
 一応確認のために背面の成分表示をご確認下さい。エタノール○○%と明記されています。

アルコールパッチテスト

 この方法は精度が高く、90〜95%の正確さでALDH2のタイプを判定できます。
自分の体質を知る事で、よりお酒と上手く付き合う方法が分かります。

酒は飲むほど強くなる!?

 あなたは活性型、低活性型、非活性型のどれに当てはまったでしょうか?

 実は、日本人を含む東洋人には、ALDH2低活性型や非活性型が多く存在します。
非活性型が1割弱、低活性型においては人口の4割ほどにも上ります。

 ちなみに、黒人や白人には活性型しか存在しません。
人類が分岐して白人、黒人、モンゴロイド(黄色人種)に分かれたとき、モンゴロイドにのみ突然変異的に不活性型が現れたと言われています。

 あなたはお酒を飲んだとき、顔が赤くなりますか?
赤くなる人は、ほぼ低活性型か非活性型のどちらかに当てはまります。

「あれ?俺は顔が赤くなるけど強いよ」
こう思った方もいるかも知れません。

 今までアセトアルデヒドを分解する酵素ALDH2について書いてきましたが、このアセトアルデヒドはミクロゾームエタノール酸化酵素(以後MEOS)でも分解できるのです。

 このMEOSは、大量のお酒を飲んでALDH2では分解し切れない時に活発になります。
そして、MEOSは鍛える事でどんどん強くなるため、ALDH2が低活性型でも稀にたくさん飲める人がいる訳です。

 でも、ちょっと待った!!!

 MEOSは基本的に使われない酵素のため、使い過ぎると肝障害を起こし易いと言われており、MEOSが働く人ほど肝臓や他の体の病気の発病が高いという実際のデータもあります。

 このMEOSでお酒が強くなった人は、とても危険な状態なんですね。

 ちなみにこのMEOSは、使っていないと数週間で元の状態に戻ります。
 つまり、数週間ほど飲酒を控えたら酒が弱くなったなんて人は、MEOSが活発になっていた証拠。

 健康を考えて、適量のアルコールを意識しましょう。

二日酔いと体調は大丈夫?
⇒「二日酔いにならない予防薬」記事こちら

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酒の強さは遺伝

お酒の強さは遺伝がほとんど。飲むほどに酒の耐性が強くなるのは危険です。